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STAP細胞(スタップさいぼう)とは、簡単に説明すると [科学]

最近、STAP細胞(すたっぷさいぼう)とかいう、色々な細胞になれるようになった役立つ細胞?が話題になっています。

再生医療や薬の開発で応用が期待されている、iPS細胞とはどう違うのか?

STAP細胞(スタップさいぼう)とは、簡単に説明するとどういうものなのか?
気になったので調べてみました。


STAP細胞(すたっぷさいぼう)とは、「人為的な操作により、色々な細胞になれる能力をもつようになった細胞」らしいです。

しかも、STAP細胞は、ものすごく簡単に!作れるらしいんです!(゚o゚;;


因みにSTAP細胞を開発したのは、理化学研究所の小保方晴子(おぼかた・はるこ)さんがチームリーダーになっているグループです。



STAP細胞とは、以下のシンプルな手順で作れたそうです。


生後1週間のマウスの脾臓からリンパ球を取り出して、このリンパ球を弱酸性の液体に25分間つけます。 その後、 LIFというタンパク質を含む培養液で1週間培養します。 これだけの手順で、STAP細胞が出来たそうです!

因みに弱酸性の溶液の中身は、ミネラルとお砂糖(グルコース)と酸性(pH5.7)にするための塩酸だけです!


このSTAP細胞を培養皿で培養すると、神経の元になる細胞(外胚葉)や筋肉の元になる細胞(中胚葉)などいろいろな細胞ができたそうです。
そして、マウスの胎児の元(胚盤胞)にSTAP細胞を入れると、STAP細胞を元にしたマウスの子供が生まれたそうです!



iPS細胞は、細胞にいくつかの遺伝子を加えないと作れませんが、STAP細胞は極めて簡単に作れてしまいます。
遺伝子を加えることで腫瘍がつくられることがあるiPS細胞とは違い、STAP細胞では腫瘍が作られるリスクなども少ないと考えられています。

高額なコストが課題のiPS細胞の場合、例えば臨床研究が進む網膜色素上皮細胞では、現段階では一人あたり2千万円~3千万円かかると言われています。
しかし、STAP細胞は簡単に作れるため、もう少しコストを抑えられると考えられます。


STAP細胞は、夢の万能細胞と考えられますが!・・・
まだ沢山の課題が残っています。

現段階の研究では、成長したマウスからは上手くSTAP細胞が作れなかったそうです。上手く作れたのはマウスの新生児だけだったそうです。 また、ヒトの細胞ではまだ試験していません。 iPS細胞はヒトの大人から作れますが、STAP細胞はまだ、ヒトの大人から作ることには成功していません。


そもそも現段階では、なぜ?酸性の液体に付けるだけでSTAP細胞ができるのかさえも分かっておらず、まだ研究は始まったばかりです。


今のところ、STAP細胞とは何か?簡単に説明すると、「将来、生物学や医療を変える可能性があり、現在研究中の細胞」と、個人的には説明したくなりますが・・・。
僕の説明で納得出来るでしょうか?


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